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SAROMA 100km episode 2 [マラソン:レポート]

竜宮台を後にして、先ほどまで走っていたコースを戻るように走る。

今回、折り返し前後の距離が延びたのでランナーとすれ違うチャンスも増える。これは嬉しい。前半は抑えているので大抵折り返し前に会うことが多い。今年も同様。すれ違うランナーに目を凝らしているので、時計を見る余裕が無い。給水も落ち着かない。わき見をしている間に行ってしまうのではないか、と。

だからペースも気にしない。ラン友とハイタッチすると高揚してしまい若干ペースが上がってしまうが、あえて気にしない。

折り返し地点で合流したアスニートさんと前後しながら進む。気温が上がらずまた霧雨になってきた。ランナーとランナーとの間隔も空いてきた。トイレの行列を見ながら進む。寒いので早めに済ませようかと考えた。参加ランナーが増えているせいか仮設の数も多い。往路側の仮設トイレを見るとたまたま行列が無くなっていた。チャンス。

すれ違うランナーの後ろに観察車や収容車が見える。最後尾のランナーとすれ違う。今回は30kmから制限時間が設けられている。頑張ってほしい。

25km地点の通過タイムは2:58'38"、5kmラップは37'12"(手元計時)

5kmラップは計画より2分遅れ。トイレでのロスタイム。ペース自体が落ちているわけではないので良しとしよう。あと5km走れば給水ポイントにスペシャルドリンクがある。今はそれだけを考える。今年もスペシャルはすべて炭酸。懲りずにガラナ。気温が低いので不要だったかも知れぬが、給水ポイントに炭酸が無いこの大会では気分転換になる。

120623_1535スペシャル.jpg

コース右側には雑木林。かなり背が高い。一昨年はここで日陰を求めたように思う。ほんのわずかな区間だが鬱蒼とした林を見ていると一瞬、山道を走っている感覚。走りながら写真を撮ろうとしたが失敗。立ち止まりたくは無かったので諦める。

少し下り坂。コースを右に曲がって軽い登り、しばらく直線。いつもと距離は異なるが何度も走っているコース。2年前まではこのあと何度か直角に曲がっていたが、今回はそのまま国道へ。その前に30km。

30km地点の通過タイムは3:33'26"、5kmラップは34'48"(手元計時)

ほぼ計画通り。ここでの制限時間は4時間。ほどなくスペシャルのある給水ポイント。ガラナを受け取り、そのまま走り抜けようとしたところ、ペットボトルが落下。台紙に麻紐を付けていたが台紙が雨にぬれて破れた模様。慌てて拾い上げキャップを開けると「プシュー」と泡が…。

キャップを閉め直ししばらく持ったまま。やっと炭酸を口にしたころ後ろからAさん。やはり追いついてきた。最初から最後までキロ7分ペースのAさん、昨年もこの地点で合流。「去年も炭酸持っているときでしたよね?飲みます?」とボトルを向けたが、寒いせいか却下。水分と糖分補給を兼ね、時間をかけて飲み干す。

オホーツク国道に出るとまもなく35km。交通規制はかかっていないので普通にクルマが通る。ランナーが横に広がったり、応援の車両が減速したりとちょっと周りには迷惑な状態。下りに入る。

35km地点の通過タイムは4:07'52"、5kmラップは34'26"(手元計時)

問題なし。過去何度か使ったことのある仮設トイレを通過し登り坂へ。Aさんに引っ張られるように走る。ここはペースを委ねたいところ。途中でchamaさんを抜かす。「登りでいいペースですね」、と。確かにそうだ。自分自身、登り坂のほうが良いリズムで走れるような気がする。下りでは脚への負荷が大きいのであまり走らないようしている。実際、ウルトラの際は登りも下りも競歩もどきだ。腕を大きく振って腰を回転させ歩くような感覚で着地。長時間続けるのは辛いが、そこそこのスピードを持続可能だ。

芭露の街に入る。どことなく気に入っているポイント。沿道の応援が嬉しい。去年は何かの着ぐるみがいたっけ。今年見つけたのは炭酸飲料の販売。250ml缶のコーラ等が80円で売っていた。量的にはそれくらいが良いのかも。

並走していたAさんがトイレへ。「毎年同じところに行かないと落ち着かないよな(笑)」と言っていたばかり。私自身、2009年大会でここを利用した。初完走の時なのでいまだに覚えている。Aさんが次に追いついてくるのはどの辺だろう。

芭露橋。とうとう新しくなった。昨年は仮設橋だったが工事はすべて終わっているようだ。以前の橋はとても狭く車両がすれ違うのもギリギリ。レンタカーで通るたびドキドキ。レース中、ここだけは片道規制がかかり交互通行。走らせてもらっていると実感できるところだった。

橋を抜けると40km地点。だいぶカラダが重くなっているが何とかなりそう。強いて言えば右脚が重く感じる。大会前の違和感を思い出す。ついさっきのAさんとの会話。「みんな一緒。みんなしんどい。騙しだまし行くだけ」

初めてのサロマではこの辺りで悲鳴を上げていたが、今回はそんなことも無く自分自身を騙している状況に気づく。少々、脚が重くてもしばらくすれば変わるだろうし、最悪、ウォークを入れれば回復も可能。だいぶ慣れてきたのかも、と再認識。

40km地点の通過タイムは4:43'04"、5kmラップは35'12"(手元計時)

目標よりは1分遅い。まぁ良しとしよう。


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コメント 6

harley

過去の経験は自信にもなるし、精神的な余裕にもなってますね。
さぁ、だんだんきつくなってきます。
頑張れ!!
by harley (2012-07-01 07:56) 

ammysan

コースの状況、過去の自分の状況から、今、どう進めばいいのか?
冷静な判断。素晴らしい。

by ammysan (2012-07-01 18:08) 

keroyon

100キロのときは、炭酸が欲しくなりますよね。
私が参加した大会は、エイドにコーラがありましたので
何度か飲みました。

続きが気になります(^^)

by keroyon (2012-07-01 19:18) 

Mr45

◆harley さん 
レポートにまで応援いただきありがとうございます。恐縮です。
レース経験ってトレーニングでは得られないですからね。
by Mr45 (2012-07-02 00:22) 

Mr45

◆ammysan さん 
気象条件含めて「走っている今どうすべきか」の判断って大きいですよね。
by Mr45 (2012-07-02 00:24) 

Mr45

◆keroyon さん 
サロマの公式給水に炭酸置いてほしいです・・・、ホント。
by Mr45 (2012-07-02 00:24) 

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