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野辺山96.7km レポート (3) [マラソン:レポート]

出発直後は頭の中が真っ白だった。認識していたのは3つ。峠入口の74km地点までは走ること、峠に入ったら歩くこと、76kmエイドでお白湯をもらうこと。

71km関門を出てすぐ右折。左側走行に誘導されたが、他のランナーはほどなく右側へ。コース途中で湧水をふるまってくれる陶芸家は今年はいなかった。暑くはなかったが日差しが残っていた。74kmのエイドステーションまで遅いペースながらノンストップで走ることができた。このエイドではやはりお白湯は無い。軽く補給して峠道に入る。この辺りから急に気温が下がると予想していたが、そうではなかった。周りのランナーの会話から「16時15分までに馬越峠に到着できればよい」ことが分かった。ただ、自分にとってそれで十分なのかもわからなかった。この峠道を走るような脚力は残っていない。力を振り絞って歩くほかなかった。先を行くランナーを抜かすこともあれば、後から来る人に抜かれることもある。歩くスピードにもかなりの差が出ている。

76kmエイドが見えてきた。一息付けると思った。予定通りお白湯をもらってエナジージェルを流し込む。その間、何人にも抜かれた。時計を見ると16時15分までに馬越峠に到着…は厳しいと思った。それでも走ることなく、歩いて峠を目指した。2016年大会はこのエイドで力尽きた。ヘアピンカーブが続き、できるだけ最短路を辿りたかったが大会車両や一般車両が通るため、なかなか思い通りにならない。

79kmの馬越峠(第5関門)到着は3年ぶり。時間は覚えていない。計測も忘れていた。迷わずトイレに並んだが、しばらくすると胃腸の様子が静まったので、迷った挙句、列を離れお白湯をもらい胃腸薬とエナジージェルを流し込んだ。が、やはり心配になって再度トイレに並んだ。59km地点同様、この迷いが時間のロスに繋がっていった。

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